看護師にとって知識は、自分を守る盾となります
日々の勉強で知識を積み重ねていると思いますが、自分の知識が足りない場面が突然起きることもあります
例を挙げると、
- 他病棟が満床だから急遽空床がでるまで他科の疾患を見ることになった
- 理解しきれていない事柄に当たった
- 滅多にやることのない処置につくことになった
その場で調べて解決できれば良いのですが、医療・看護は深いので経験上解決し切れないことが多いかと思います
ここで報連相せず根拠のない無責任な行動をしてしまうと、患者さんに害を与えてしまう可能性があります
さて、勉強不足と報連相しなかった結果、『水疱を潰しまくってしまった』そんなインシデントがあったので紹介します
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水疱をつぶしたインシデント
水疱は潰すものと誤った認識があった。
水疱を潰していたところを他スタッフが目撃しインシデントが発覚した
水疱を潰すことで何が起こるか
水疱を勉強不足の看護師が自己判断で潰してしまうと以下のリスクがあります
- 細菌感染やウイルス感染のリスクがある
- 潰瘍になり痛みの増強、痕が残る可能性がある
患者さんに害を与えてしまうことにつながります
水疱についての知識を身につける
水疱ができる原因は以下になります
- 熱傷
- 外傷
- 点滴の血管外漏出
- 皮膚疾患や自己免疫疾患
特に高齢者などの肌が弱い方は、粘着力の強いテープ類を使ったり、引っ張るように貼ってしまうと水疱ができる原因になるので注意が必要です
これを看護師が独断で判断してしまうことは上記に記載したようなリスクがあるため、然るべきところに報連相することが重要となります
勉強不足ならなおさら報連相を!
先輩看護師に相談して適切な処置が行われるように段取りを取っていきます
適切な処置が行われる段取りこのようになります
- 主治医が指示した処置を行う
- 皮膚科や形成外科にコンサルされて処置が行われる
- WOC認定看護師に相談し介入してもらう
主治医への報告は必須です
指示待ちの間は水疱が破疱しないようにガーゼで優しく保護しておくと良いです
勉強不足の看護師についてまとめる
看護師にとって知識は自分や患者さんを守るために必要です
常日頃勉強に精進し知識を身につけることが大事です
しかし努力していても、突然勉強不足の事案が自分の受け持ち患者で起こることがある場合があります
その時は、
- 勉強不足で対応がわからない時は自己判断しない
- 先輩看護師に報連相し、適切な処置が行われるように段取りを取る
- 主治医への報告は必須
このような場面こそ焦ってしまいがちになりますが、冷静になることが大事です
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