ブラック病院で働いていた筆者です
ブラック病院で働いていたエピソードを人に話すと、たくさんの人に「やばいね!」「ひどいね!」と驚かれます
数々のエピソードはこちらのカテゴリーにまとめていますので、興味がある方は読んでみてください
それでは今回の記事は、「ヒヤリハットを起こして晒し者にされた」エピソードを紹介します
インシデントで晒し者になる
筆者の実体験です。
ヒヤリハットで気持ちが下がっているなか、事実を捻じ曲げられた報告をされて精神的に追い詰められたことがありました
インシデントで晒し者になってからインシデントレポート提出が恐怖でした
筆者は新人看護師の時、要領が悪い方ではっきりと物事が言えなかったので、先輩看護師から好かれていなかった背景がありました
先輩看護師に嫌われやすい看護師の特徴はこちらの記事にまとめています
インシデントのエピソード
事案:エピの挿入部を観察したところ、すでに完全抜去されていた
ヒヤリハットの発見者として先輩看護師に速やかに報告しました
以下がその後の流れです
先輩看護師に報告
筆者が抜去したと他のスタッフに広められる
エピ抜去の事実は変わらないけど、経緯が全然違う…
師長へ相談
信じてもらえず、言い訳しないようにと反省させられる
スタッフ全員の前で謝らされる
だんごさんがエピを抜いてしまいました。
今後このようなことがないようにしっかり知識を身につけて、自己判断しないようにして下さい。
スタッフも目を配るようにしてください
…。
今後気をつけていきます…
先輩看護師に逆らえない風潮があったので、何を言っても認められないところがありました
表向きでは庇ってくれなくとも、筆者の話を信じ、心配してくれる優しいスタッフがいただけでもその時は救われました
患者さんのエピが抜けていた事案でもメンタルにくるのに、事実を捻じ曲げられてだいぶ落ちました
インシデントレポートの意味を考える
インシデントを起こしてしまったあとは、振り返りと今後どうすれば同じ過ちを起こさないかを考えることが大切です
そうではなく、また同じような事案が起きないようにエピがどうして完全抜去してしまったのかを、一緒にアセスメントすることが必要でした
特に新人看護師は仕事の動き方や知識不足によってインシデントを起こしやすいです
筆者のように晒しあげられたり責められてしまうと、インシデントレポートの提出が怖くなります
インシデントに対する捉え方が以下のように変わると、報告者は落ち込むだけでなく前向きに考えることができます
ミスを繰り返すスタッフにインシデントの聞き取りを行う時には、「原因は個人ではなく仕組みの中にあることが前提」ということを忘れずに、そのスタッフと一緒に個人の特性(癖)を探してみてはいかがでしょうか。特性がわかれば、そのスタッフ自身が改善できること、周囲が支援できることが必ずあります。
現場で起こる失敗との付き合い方https://www.nissoken.com/jyohoshi/nm/zai/mihon_1911.pdf
この記事のまとめ
ブラック病院で働いていた筆者のインシデントエピソードの紹介でした
病棟は閉鎖的な環境です
そこに意地悪な先輩看護師がいると、このようなあり得ないことが起こったりします
インシデントを晒し上げるのではなく、振り返りと今後どうしたら良いかを一緒に考えてくる職場が理想的ですね
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